JB64,74用 GTアーム・フロント 8°(ブッシュ圧入済)

¥ 77,000 税込

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コイルサスペンションのジムニーは、車高アップに伴いフロントジオメトリーが変化します。特にキャスター値の変化は、ハンドリングや走行性能に大きく関係してきます。
キャスター値の変化は、おおよそ1cmの車高アップで約1°プラス方向へと変化。つまり2インチアップを施した場合には、約5°キャスター角がプラス方向へと変化するので、キャスター角の補正としては、約5°のキャスター角をマイナス方向へと補正しなければ、ノーマル状態の走行性能を保つことが出来ないということになるのです。
このキャスター補正は、手軽に施す場合には通常アームに圧入されるブッシュを偏芯タイプのものに打ちかえることによって対応させます。
しかし、偏芯タイプのブッシュはその構造上、ブッシュとしてのコンプライアンス特性に制限があります。この制限により、サスペンションのバインディング特性や保持特性などが変わりますので、理想としては、純正ブッシュを使用することが、ジムニーのサスペンション構造を考えた場合にはもっとも望ましいことといえるのです。
また、純正のサスペンションアームは、激しいオフ走行において、稀に曲がったり折れたりします。サスペンションのロケーションを担っているアームが変形してしまっては、走行性に大きな支障をきたすということは言うまでもありません。

このGTアーム・フロントは、車高アップに伴い変化するジオメトリーを補正、または積極的にチューニングすることによって、車高アップ状態での走行性能をノーマル状態以上に引き上げるために開発されたものとなっています。
ラインナップは、キャスター補正値の違いによる3種類。
3.5°補正、6°補正、8°補正の3種類となります。
組み合わせ方は、例えば30mmアップ仕様に3.5°アームを組み合わせれば、ほぼ純正状態のジオメトリーに。またもっと積極的にハンドリングに変化を与えたいのであれば、30mmアップ仕様に6°アームを組み合わせるというのもアリです。
通常は、3.5°アームが20〜40mmアップに、6°アームが50〜60mmアップに、8°アームはそれ以上の車高アップ仕様とのマッチングとしています。

またGTアームは、サスペンションを構成するパーツとしての機関性能にも拘って設計製作されています。
アーム本体は、SAPH440(自動車構造用熱間圧延鋼板)のt4.5で形成。せん断力や曲げモーメントなどは純正アームを遥かに凌ぐ強度を備えています。そして高強度を誇りながらも、その重量はノーマル比わずか600g増に留めていることもポイントです。
更にこのアームはフィニッシュにも拘り、カチオン電着塗装+紛体塗装(ハンマートーン)という分厚い塗膜と見た目の質感をも演出しています。


適合はJB64,74用。アーム本体は共通で新型用のブッシュが圧入されています。構造変更時に必要となる強度検討書も付属しています。




ブッシュを圧入する部分のカラーは、材質&肉厚に拘り旋盤削り出しで高精度を追求。
アーム本体は一般的なパイプ構造とはせずに、SAPH440(自動車構造用熱間圧延鋼板)t4.5によって形成。高強度と本体重量を高レベルで両立させています。



下地にカチオン電着塗装を施し、その上に紛体塗装(ハンマートーン)を重ねた分厚い塗膜が、過酷な条件にさらされるサスペンションアームを保護。
高級感あふれるハンマートーンフニッシュによって、ドレスアップ効果も高い仕上がりになっています。

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