RA-NO’Sデモカーを紹介!

  • RA-JB23

    以前の仕様は「オールステージでハイパフォーマンスを発揮出来るボルトオン3インチアップ仕様」。しかし現在の仕様は「ちょいと尖った大人のヤンチャ仕様」に変貌しています。

    スペシャルなパーツやワンオフパーツなどテンコ盛りの今の仕様は、完全に「趣味の仕様?」と化している状態ともいえますね。

    この仕様は、オンロードやダートでのジムニーらしからぬ走りを実現するためにエンジン&サスペンションを中心に大幅モディファイしています。あえて「クロカン低速域」は求めていなく、「割り切った」仕様ともいえるのが今の状態です。

    でも、JB23の可能性をトコトンに追求した結果が現在の仕様ともなっています。(まだまだ追求段階ではありますが…)

    また軽自動車のJB23ですが、そのチューニングの度合が軽自動車枠を超えてしまったために白ナンバー登録、そして構造変更もバッチリ。

    この状態にて「合法」登録してあります。

     


    車高アップ量は35mm。スクラブの関係からハンドリングを重視しJB43ホーシングにワンオフの補強を施しスワップ。ファイナルギアは3.416へと変更。ファイナルLSDスペックXのRA-NO’S specを組み込んであります。

    ステアリングダンパーは、マウントをピロボール化してワンオフマウントにて取付。アームはハイクリアランス・リーディングアーム。ラテラルロッドは強化タイプとなっています。

    フロントショックは、KING SHOCKSの2インチ2チューブバイパスをマウント製作して取付。

    高価なレーシングショックですが、その性能とセッティングの幅は、「コイツを遣ったらもう他のショックは使えない…」と思えるほどのものです。

    コイルはワンオフの35mmアップ不等ピッチ低レート仕様。リアホーシングはJB23のまま、30mmスペーサーにてワイドトレッド化に対応しています。

    ファイナルギアは、フロントと同じく3.416へと変更。ファイナルLSDスペックXもRA-NO’S specで組み込まれています。

    ラテラルロッドは、ワンオフによる片ピロ式強化タイプ。ショックはKING SHOCKSの2インチリザーバー。

    ボンネットはカーボンタイプにクライムマックスのパワーアウトレットを組み合わせ。

    純正のフードラッチは使わずに、左右をボンピンにて固定。ただし、普通にボンピンを装着しただけでは「突起物」として車検にはNGとなってしまうため、ボンピンはボンネット面よりも沈めて装着されています。

    シートは、オフロードレースの必需品「スーパーシート」を装着。TAKATAの3インチハーネスを組み合わせています。

    ちなみに、このJB23は4型ですが、ミッションとトランスファーは後期型へとスワップされています。

    このJB23は2名乗車登録されてているため後席は完全撤去。代わりに、軟弱なボディ剛性に「喝」を入れるために、リアカーゴスペースにはワンオフによるクロスバーを装着しています。

    このクロスバー、そのあまりの効き具合に商品化も考えています。

     

     

     

     


    エンジンは、特に拘っている箇所。内部にまで手を入れたフルチューン仕様です。鍛造ピストン、I断面コンロッド、強化スリーブ、フルカウンタークランクシャフト等々、ボア&ストロークも変更して排気量アップを施してあります。ちなみに現在ヘッドはJB23-8型用を組み合わせ吸排気ポートの形状変更&段付き修正に留めた仕様となっています。

    インタークーラーはTRUSTインタークーラーをワンオフにてグリル裏に配置。エンジンオイルクーラーもワンオフにてバンパー裏に設置してあります。

    エンジンは、内部以外でもトコトン手が加えられています。ワンオフ・サージタンク&インマニやJB43スロットル、ワンオフ等長ショートEXマニ、タービン、ワンオフサクション、ワンオフマフラー、380ccインジェクターなど、書き始めたらキリがないほどに…です。特に、タービンを上置きにマウントしたエンジンルームのその光景は、ジムニーのエンジンルームとは思えない雰囲気を出しています。

    このエンジンのパワー&トルクをミッションへと伝えるクラッチはOSのマルチプレート・ワンオフ品。絶対的な信頼性においてこれ以上のものは有りません。

    ミッションは、RA-NO’Sオリジナルワンオフの「K6A用強化クロスミッション」を搭載しています。

    また、このエンジンを制御しているのはLINK ECUというフルコンで、ノーマルECUは取り外してすべてこのLINKで制御しています。もちろん、セッティングは自身による現車セッティングです。ちなみに現在のパフォーマンスは、設定ブースト約1.5K時にパワー199.8ps、トルク20.7kgmのハイパフォーマンスを発揮しています。

  • JB23オフロードレースマシン

    国内オフロードレースに参戦するために製作したJB23ジムニーをベースとしたレース専用マシン。製作コンセプトは「JB23であること」。JB23ジムニーとして前後ホーシング、フレーム車、K6Aエンジンというパッケージを活かしつつ、オフロードレースで最良のパフォーマンスを発揮できるよう各部を作り上げたマシン。走行動画はコチラ。尚このマシンは、RA-NO’SとWiriseの共同所有車である。


    フロントサスはJB43ホーシングを使用し、フレームやブラケット共々にレースに耐えうる補強を施す。リンクは純正レイアウトの3リンクのまま、市販タイプのGTアーム6°を使用。ショックはKING 2.5の8インチストロークコイルオーバー。車庫アップ量は純正比約2インチアップで設定。フロントサスはハンドリングとギャップやジャンプでの吸収力をメインに考えたセッティング。

     


    リアサスもJB43ホーシングに補強を施し使用。リンクは、純正の3リンクからアッパーVレイアウトの4リンク式へと変更。ショックはKING 2.5の10インチストロークコイルオーバーを組み合わせる。燃料タンクは、純正位置から移動し56Lの安全タンクを搭載。リアサスは、リンク配置、ショック設定共にトラクション性能に主眼をおいたセッティング。

     


    シャーシー剛性を向上させるためにフレームマウントされたロールゲージが室内に張り巡らされる。シートはオフロードレースの必需品であるスーパーシート。純正インパネは取り払い、LINKのダッシュディスプレイに必要なすべての情報を表示させる。ちなみにミッションはJB23後期用、トランスファーは前期用、ファイナルギアは4,300でレースではローレンジの2~5速を使用する。



    エンジンはJB23-8型に搭載されているK6Aエンジンを使用。排気量は正真正銘660ccのままだが、エンジン内部はフルチューンが施されたレーシングスペックとなっている。ちなみにエンジンパフォーマンスは139,7psのパワーと15,okgmのトルクを発生させ、4,000~9,300rpmという幅広いパワーバンドを持つ。設定ブーストは1.5K。エンジン制御はLINK ECUのG4XエクストリームをRA-NO’Sでプログラミングする。